機動戦士Gundam GQuuuuuuXについて 私の「第一印象」を記録しておく
周りの評価が非常に高い『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』。
私の人生を狂わせたと言っても過言ではないエヴァンゲリオン生みの親、庵野秀明氏が立ち上げたkhara, inc.が制作した作品。
昔からガンダムにイマイチ興味が持ちきれない私にとって本作品はガンダム界のゲームチェンジャーになりうる、と勝手に想像しており非常に楽しみにしていて、早速IMAX環境で鑑賞してきました。
正直、自分が見た第一印象としてはウーンそこまで…という感想です。
なぜ ”第一印象” と書いたのかというと
kharaが作る作品は奥が深いことが多いので、ネタバレ考察サイトやSNSのコメントを見ているうちにスルメのように味が出てきて好きになる可能性もあるからです。
ただ、この世間の評価に対して自分の第一印象が微妙であったこと、今後この感情が覆っていくことを願って、今の状態を書き留めておきたいと思ってしまい、数年ぶりのブログを書いています。
(この時点で本作品は私を動かす作品ということでもあります)
当記事は思いっきりネタバレと主観を含みますので、万が一この記事を読まれている方でネタバレを避けたい方がいらっしゃいましたら、ここまででご退出をお願いいたします。
また、以下は、考察サイトなどを全く読んでいない「ガンダムを少しかじった人がジークアクスを見たばっかりのFreshな状態での個人的な考察」ですので、本作品やガンダム全般に対して思い入れが強い方はお読みになるのは控えたほうが良いかもしれません。
それでは、お付き合いください。
ーーーーーここからネタバレありーーーーーー
なぜ「微妙…」と思ったのか
では、なぜ私が本作品を微妙だと思ったのかを、3つの章に分けて書き留めます。
1. 1stガンダム層には(だけ?)刺さる構成
まず本作品の構成について説明すると、ジークアクスにつながるための背景「Beginning」と「GQuuuuuuX本編」の2部構成になっています。
この章は「Beginning」について触れます。
Beginning、1stガンダムを興奮して見ていた層には、ガッツリ刺さると思います。
だって、Beginningの章は、タイトルコールから1stガンダムだし、UC0079の世界線ですからね。
しかも、1stガンダム 第一話 のシーンから始まり、そこにシャアがいるという。
あれ?宇宙世紀の話?
あれ?シャアがここにいるってどういうこと?
一年戦争の前?あと?
うわ!シャアがガンダム乗っちゃった!
みたいな、「???」の混乱からスタート。
すこーしだけガンダムをかじっている私も、漏れなく混乱していました。
最終的な個人の理解としては、1st ガンダムの第一話をオマージュしながら、違う展開が始まって完全にパラレルワールドというか、UC0079を舞台とした完全な新しい話なんだな、ということで着地しています。
※何度も言いますが、考察サイトやネタバレ記事は一切読んでいないので理解の相違があっても「この人の考えはこうだったんだな」という気持ちで読んでください
シャアが初っ端からジオンをぶっ壊そうとする思惑がギンギンに見えていて、いきなり連邦の試作ガンダムを乗っ取って、1stガンダムをオマージュしたシーンが別キャラ・別MSによって繰り広げられる。みたいな、
1stガンダムガチ勢がUC0079を前提として見進めるには理解がついていかないシーンが矢継ぎ早に観覧者たちに叩きつけられます。
2度3度と劇場に足を運ぶ方が多い理由は、Beginning部分の確認のためじゃないかな、と思います。
でも、それが自分には違和感だったんですよね。
面白かったですけど、なんか、ガンダムガチ層に寄りすぎているというか、ガチ勢にしか響かないシーンになりすぎているというか。
ちょっとだけ1stをかじっている私としては初心者に優しくない作品な気がして、客観的に入り込めなかった。
単なる負け惜しみなのかもしれません。でも、なんだかな、と思ったのは事実です。
しかも、そのBeginningが長い。
私はGQuuuuuuXを観に来たのに、1stガンダムが流れ続ける違和感。こんなにいります?確かに内容はセンセーショナルな内容かもしれないけど、だったら他の作品でやってほしい。
ここに関しては、Beginningがとても重要な伏線となることを、地上波本編で期待するしかない。
2. GQuuuuuuX本編の音楽への違和感
この章は、GQuuuuuuX本編について触れます。
映像は、現代のアニメといった感じ。コロニー内ではあるけど、ちょっと日本らしさが出ているところが第3新東京市を思い出させて少しワクワク。
内容も、これからシリーズ放送されるものとしては面白くなるのでは、という期待は持ちました。
ただ、音楽に大きな違和感。
これは私にとっては大きい点でした。
まず、挿入歌が完全に今風のアニメ調。
米津玄師の曲も、トラックがそっち系。
挿入BGMの中でもキー曲の「コロニーの彼女」も、2step調ではあるけど軽めなトラック。
なんだろう、後世に残すような気合ではないのかな?という印象。
って書いたけど、そもそもこれって映画じゃなくて地上波で放送される内容の編集版なんですよね。
だから、劇場版のようなガツンとくる曲を求めるのはまた違うことなのかもしれませんが、あの曲調でいいの?というのが正直な感想。
今後地上波以外のプラットフォームでも配信することを前提に、日本のアニメ色を強く出したかったのかな。でも数年後に見返した時に色褪せない楽曲たちではない気がする。
たぶん、これもおじさんの戯言なんだと思いますけどね。そういえばガンダムSEEDとかもそのときの流行してた曲なのかな。
てか、シンエヴァのような世界観を期待してしまった時点でお門違いなのですが。
3. 庵野の作品ではなかった(私の勘違い)
ズバリ、これが結論だと思います。
khara=「庵野の作品」として勘違いして最後まで見ていたことが、最大の原因だと思います。
これに関しては、勘違いしていた自分の問題だろと言われても、おっしゃるとおりとしか言えません。
スタッフロールの最後まで見て初めて知ったのですが、この作品、監督は 鶴巻和哉さんなんですよね。
つまり、kharaの作品ではあるけれど、庵野節を期待する作品ではなかったんです。
スタッフロールを見る限り、庵野秀明氏はデザインワークスにだけ名前があったかな。
ところどころ庵野節を感じる(意識してる?)ところはありますが、作品全体からあふれるものではなかった。庵野節を期待していると、わざとらしさというか、違和感を感じると思います。
劇中(主にBeginningパート)は、「なんか『こんなんどや!?』ってドヤ顔で聞かれてる気がして素直に反応できないなぁ、なんか中途半端な気がするなぁ」とか色々違和感を感じながらずっと見ていて、
それが、スタッフロールの最後の監督の名前を見て「あー、そうなのかごめんなさい」と思ったんですよね。
なんとなく、宮崎駿じゃないジブリ作品を感じた、というか。
それが良い悪いとかではなく、「kharaの」ガンダムという、庵野とは切り離した別作品として自分の中で取り扱うべきだったということです。
そして、自分は庵野秀明氏の作った彼の庵野節全開作品が好きなのだなと、改めて感じました。
本作品を観て思ったこと
1stガンダムを通っていない方たちに問いたい
正直、どうです?
微妙って感じた人、いませんか?笑
それって、ガンダムオマージュを拾えなかった人たちも多いと思うんです。
これをきっかけに1stガンダムを見返すきっかけになるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
でも、ちょっと初心者に優しくないよな?初心者でも楽しめる内容じゃなくね?と思ったのが事実です。
まっさらな人がBeginningをみるにはちょっと面白さを感じにくいというか、見る側の準備にかかってしまっているというか。
1stガンダムを通ってない人が本作品を見てどう感じたか、ぜひ聞いてみたい。
超個人的な妄想
ここで戻ってくるのは…kharaの皆様には本当に申し訳ないのですが、
庵野が総監督だったらどう作っただろうなということなんです。
エヴァンゲリオンは、いろんな角度からのめり込む要素があったんだけど、私は本作品にはそれが見つけづらかった。
ガンダムのオマージュにすがるウェートが大きいというか。
何度も言いますが、個人的な感じ方ですからね。
「それでも気分悪くするやつだっているだろ」
とかそういう正義を振りかざすのは、ここまで読んでいるのですから、やめてくださいね。
Beginningも、ジークアクス本編も、なんだか入りきるには至らなかったんだよなぁ。
私も今後、SNSやネット検索で引っかかった本作品の情報を集めて掘り下げていこうと思います。MSの重量感とか演出は迫力のあるものでした。今後、本作品を好きになれればいいな。本編を楽しみにしてます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
アベンジャーズのハードルをできるだけ低くして、未体験の方たちの背中を押したい

さて、ついにENDGAMEにてアベンジャーズが終わると言われています。
すごく楽しみにしている人、全く興味のない人、興味はあるけど踏み込めない人、いろいろいらっしゃるか思います。
私は楽しみで仕方がありません。
ですが、海外に住んでいるということもあり、映画館に行っても日本語で見られる環境がありません。
タイ語字幕のため内容の理解に障壁があるのですが、それでも待ちきれないのでとりあえず映画館に足を運ぼうと思っています。
こんなに映画が楽しみなのはヱヴァンゲリヲン以来では無いでしょうか。
おことわり
当記事では、「アベンジャーズ・MARVEL全般見たことない人」に焦点を当てたいと思います。
アベンジャーズもしくはMARVELについてとても知識の深い方、いろんな視点から掘り下げている方はいっぱいいますし、探せばいっぱい良い記事があります。
私の記事は「広く浅く平たく、入り口に一歩踏み出すための誘導」を目的とします。
以下、自分の主観的な解釈ばかりです。
アベンジャーズに対する先入観
「ありきたりのヒーロー物でしょ」
「興味はあるけど、最初からアベンジャーズ見ちゃっていいの?」
「アベンジャーズ見る前に見た方がいい映画ってなんだろう」
「ありすぎてわかんない」
「全部は見れないよー」
という方、結構いるのではないでしょうか。
私もその部類に入っていました。
私の中でMARVELはマンガと格ゲーの世界の存在で、「実写版なんて…」というのが私の先入観でした。
でも、ふとした拍子に見たら、かっこよくて爽快で、しかも各作品が繋がり始めて、面白かったんです。とてつもなく。
いまはヒーロー達の活躍ぶりを見ることにドップリハマってます。
私は、最初に「アベンジャーズ」を見てその後からMARVEL全般に入って行きましたが、自分が色々見た結果、「こうした方がもっと面白かったかな」というオススメを以下で説明したいと思います。
アベンジャーズについての簡単な説明
アベンジャーズとは
皆様ご存知の通り、ヒーロー集団です。
1人でも単体映画が作れるようなヒーローが集結したチーム、それがアベンジャーズです。
内容
絶望的な環境を、上記のヒーローが集結してなんとかします。
・・・ここまでは誰もが前情報無しに想定できるアベンジャーズだと思いますし、これでは見たことない方が新たな魅力を見出すきっかけにはならないでしょう。
面白さ
まず本当に内容そのものが雨白い。
深い、爽快、伏線回収(複数の作品を見るとどんどん繋がっていく)。そしてエンドロールが終わるところでワクワクさせる演出。2〜3ヒーローの作品を見終わったところでYou can't stopのはず。
そして、個性的なキャラのメンバー構成はやはり魅力的です。
あと、ヒーローといえど、一部を除きあまり皆さん義務感や正義感は丸出しではありません。
それぞれの置かれた立場上、「仕方ないけど私/俺が頑張んなきゃな」という感じで、時折アメリカン・ジョークを挟みつつ悪に立ち向かいます。
-
ミュータント超能力者(スカーレット・ウィッチ)
-
クモに刺されて超人化した学生(スパイダーマン)
-
怒ると怪物に変身する学者(ハルク)
-
ジャガー・ルクルトが好きな魔法使い(ドクター・ストレンジ)
-
敏腕女性スパイ(ブラックウィドウ)
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目が良すぎる弓矢使い(ホークアイ)
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桁違いの超金持ち(アイアンマン)
-
ある惑星の王様(ソー)
-
宇宙泥棒チーム(ガーディアンオブギャラクシー)
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色々悟ってる人工人間(ヴィジョン)
-
ハイテク王国の王様(ブラックパンサー)
-
軍事施設でドーピングされた正義感の塊(キャプテン・アメリカ)
- 体のサイズを操る元コソ泥(アントマン)
ありきたりな正義のヒーローとは違うのは、各々が置かれている立場が深く描かれていることだと思います。
そして、超個人的な意見ですが、やはりキャプテン・アメリカの存在がアベンジャーズを面白くしていると思うのです。
キャプテン・アメリカのスゝメ(超個人的主観)
MARVEL作品を見る順番として、1番良いのは、時系列順で見ることだと思います。
時系列で作品を紹介しているブログもあり、その順番で見れば深く知識が付いて面白さも倍増すること間違いなしです。
でも、そこまで時間が取れない人、たくさんいると思います。
作品の多さに怯んで、踏み出せない方もいると思います。
そこで、個人的な観点から「アベンジャーズを見る前にこれだけは見て欲しい」という作品を1本だけ紹介します。
それが、こちら
アベンジャーズの中心的存在、キャプテン・アメリカの初回作です。
なぜ、これを、推すのか。
ズバリ、MARVELファンの中でもトップクラスの人気を誇る彼でありながら、
アベンジャーズを知らない人にとっては「特徴がぼやけてる人」であって、しかも彼の魅力は口頭では伝えづらいからです。
そして、
MARVEL作品の中でダントツに面白いからです(めっちゃ主観的)。
彼の初回作に続く第2段「ウィンター・ソルジャー」は、MARVEL映画の中でも一番好きな作品かもしれません。
アベンジャーズファンに、キャプテン・アメリカを嫌いな人はほぼいないと思います。でもアベンジャーズを知らない人からすれば、キャプテン・アメリカがなんでそんなに人気者なのか、わからないと思います。
でも、すごく人気なんです。
それは、単体映画が面白くてキャプテン・アメリカがかっこよかったから、に他ならないと思います。
彼以外の単体作品がリリースされているヒーローたちは、明らかに強いしキャラも濃いので、別に前情報なしでアベンジャーズの映画内で暴れてる姿だけ見ても、だいたいキャラの想像はつくし、大方想像から外れることはありません。*極論です
でも、キャプテン・アメリカは、単体映画を見ないと魅力がなかなか伝わりません。しかも、映画を見た後は高確率で好きになるはずです。
キャプテン・アメリカの映画を見る前の彼の印象は、
- 名前が強烈
- アメリカ丸出しの丸い盾
- コスチュームがダサい
- 他のヒーローと比べて飛び抜けた能力もない
だと思います。
はい、まぎれもない事実です。
でも、私はキャプテン・アメリカが1番好きです。
だって、全てがカッコいいんだもの。
ハズブロ社の彼の盾のレプリカ、いつかは手に入れたいと今でも思ってます。
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彼のかっこよさは、単体映画を見ないとわかりづらいんです。
他の超個性的メンバー達に埋もれがちなので。
ですが、映画を見た後は、あの服装も盾も名前も、全てカッコよく思えるようになってしまった人は少なくないはずです。
あの化け物クラスのヒーロー達の中で奮闘する、秀でた強さのないキャプテン・アメリカ。
あの盾だけでどう戦えるのか?
アベンジャーズのメンバーは彼の何を認めているのか?
なぜ彼がリーダーなのか?
ワクワクするじゃないですか。

キャプテン・アメリカのキャプテンとアメリカの間の『・』すらちゃんとつけたくなるくらい、好きになれると私は思います。
オススメ鑑賞ルート
私の個人的おすすめルートは、
キャプテン・アメリカ ザ・ファーストアベンジャー
↓
アベンジャーズ初回作
↓
興味を持ったヒーローに寄り道
↓
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
↓
それ以降は各々好きなルート
でしょうか。
私がパワー的に飛び抜けていないキャラが好きっていうのもあるかもしれませんが、ぜひキャプテン・アメリカの魅力に触れた後に、アベンジャーズを観ていただきたいと願っております。
最後に
アベンジャーズ最初に見ないと気が済まない!とか、他のヒーローから見たい!という方。
Good!まずはそれ見ましょ!
是非、各々のきっかけでアベンジャーズ(というよりはMARVEL映画)の魅力に触れ、足を踏み入れて下さい。
アベンジャーズから見始めて、背景を知りたくなったヒーローの単品映画を見る。それも素敵なルートだと私は思います。
個人的には、上記ルートに加えて、
ドクター・ストレンジ=インフィニティウォーの前
キャプテンマーベル =エンドゲームの前
に見て欲しいですけどね。
ブラックウィドウとホークアイの単体映画、出ないかなぁ。
何はともあれ、アベンジャーズの最後を早く見届けたいです。
タイで親知らずを抜いた
タイで親知らずを抜いた。
ビビってたけど良い歯医者さんに出会えたのでメモ。
自分は DENTAL HOSPITAL BANGKOK というところでお世話になったが個人的にはとても満足。その背景と理由を記録しておく。ネットで探しても日本人目線のタイ歯医者の評判はあんまり出てこないので参考になればと。
「タイでいい歯医者、ない?」という質問をすると、
「日本でやれるならそれが1番だよ」という答えが返ってくることが多い。
歯列矯正やインプラントは日本より安くできるので、日本在住の方がわざわざタイに来てやっていく事もあるらしい。
しかし、要は詰め物の治療とか単なる抜歯のようないわゆる「歯医者さん」に関してはあまり良いウワサを聞いたことがないし、聞き込みをしてもネットで調べても「ここは素晴らしい!」みたいな話は出てこない。
タイの歯医者の苦い思い出
実際、自分も2回タイの歯医者にかかったことがあるが良い思い出ではない。
1軒目は在住日本人の中では有名な歯医者。
タイの長期出張中に詰め物が取れてしまい、直してもらったのだが3日後に取れてしまった。もうガッカリしてしまい日本に帰国するまで再治療はしなかった。
2軒目は、会社の近くの歯医者で、日本語が喋れるタイ人のオジサンがやっている。
虫歯の治療は比較的丁寧だったが、ゴリゴリ削る際に思いやりがまったくなくて、マジで痛かった。
今回は、親知らずの抜歯である。
日本で抜いたって痛い親知らずの抜歯を、タイの歯医者の思い出に照らし合わせて想像すると、震えるほど怖い。
親知らずは4本中3本抜いている。残りの1本は、かなり歯茎に埋まっていたため抜かなくても大丈夫だ、という判断だった。
なのに、今になってどんどん口の奥から頭角を現し、食べかすをつまらせる原因第一位に躍り出てきた。
日本に一時帰国する予定も暫くない。
一時帰国できたとしても、日本で親知らずを抜いたら美味しい日本食が食べられなくなってしまうじゃないか。
うだうだしてたら自分の口にも悪いことしか無い。
抜くなら今、タイでやってしまったほうがいい。
調べた
ネットで調べても、評判の良い口コミは本当に出てこない。
出てきたとしても、自分の詰め物を3日でダメにしたあの歯医者のレビューくらい。
なので、日本人コミュニティの中で人気のある歯医者2~3件は、自分の経験上の判断から候補外にしている。
そのフィルタの中でも候補として残ったのは、下記の2件。
- Bumrungrad Hospitalの歯科
- Dental Hospitalという歯の総合病院
Bumrungradは普段からお世話になっている間違いない総合病院。ネットで見つけた抜歯レビュー1件も良好。第一候補だったのだが、なにせ予約が取れない。
「次に取れるとしたら、再来週の平日の昼です。一般歯科に予約をとってもらって、そこで検診したら次に歯科の外科医の予約をとります」
と言われ、年が明けてしまいそうで気が遠くなってしまい断念。
Dental HospitalはGoogle Map上の評価をメインとして判断基準にした。評価はマチマチではあるものの、悪いと評価された内容の大半が「値段が高い」というもので対応に対しては悪い評価が少ない。
自分にとって、親知らずの抜歯に価格の安さは追い求めない。多少高くても抜いた後がしんどくないほうが良い。
予約も週末に取れた。ということで、Dental Hospitalに決定。
抜歯までの流れ
- 受付け
- レントゲン
- 歯科検診
- 外科医とのカウンセリング
- 抜歯
- 支払い、次の予約
全部で約1時間。とっても速いと思う。
日本語は通じるのか?
予約のときも日本人直通ダイヤルがあるし、当日も希望をすれば日本人の通訳さんが同行してくれる。
自分の場合ある程度タイ語や英語を話せると思われたのかちょこちょこいなくなっていたが、自分で対応できる部分だったので問題なし。検診の時はしっかり付き添ってくれた。
肝心の技術は?
結論から言うと、すごく良かったと思う。
担当してくれた外科医さんはチャキチャキの若い女性。
親知らずを抜くまでの施術の間、ずっとアシスタントと楽しそうに会話をしていて、鼻歌交じりにどんどん進めていく。
ここは個人個人の感じ方なので何とも言えないが、自分にとっては「あ、難しくは無さそうだな」という指標になり気分がだいぶ楽になった。実際、ちゃちゃっと抜いてくれた。この空気感が許せない人にはお勧めできない。
しかも抜歯した後に結構縫われた気がしたが、口は突っ張らずに開く。
これは個人的に1番感心した点というか、びっくりした点。
数年前に抜いた際の歯医者は、施術中に唇に手を押し付けられていたのだが、そこが切れて血が出るわ、縫ったら縫ったで口の中が突っ張っちゃって口は開かないわで大変だった。
その医者がヤブだったのか、今回抜いてくれた女医さんが上手だったのか、医学の発達なのかはわからないけど、助かった。
価格は?
ここが結構な問題。
全部コミコミで15,000THB(日本円で45,000円)。
評判通りではあるものの、これはマジで高い。
ただ保険適用前の値段。
自分の場合はここから健康保険に申請して3割負担までキャッシュバックできるので、まぁ日本円で15,000円くらいになるのかな。それでも高い。
でも、ここまでちゃちゃっと問題なくやってくれたのだから本当に満足。
結論
Dental Hospital、高いけど、おすすめです。
当たった外科医によるのかもしれないけど。
2週間後の抜糸で自由になるときが待ち遠しい。
情報
地図
タイで梅酒を作る ~下ごしらえ~
お酒大好きな妻は、いま妊娠中で禁酒中。
臨月に入った今も、出産後の飲酒を心待ちにしている。
「ちょうど出産して落ち着く頃、自分たちで作った梅酒が飲めたら良くね?」
とお互いが考えており、梅酒の製作には興味を持っていた。
ただ、タイで梅が手に入るのかわからなかったため、なんとなく敬遠していた。
そんな中、とあるスーパーでお会計をしていた時、レジのテーブルにこんな張り紙が。

タイの北部でオーガニックの青梅が取れるらしい。
その場で「梅酒 作り方」をググってみると、道具は比較的簡単に揃えられそうだし、寝かす期間も6ヶ月程度あれば梅酒になるらしい。その後どれだけ熟成するかは好き好き、とのこと。
(価格未定)というパワーワードに少しビビリつつも、早速青梅を予約。
その他必要なものをタイで揃えてみた。
用意したもの
すべてローカルで済ませてみました

- 瓶 2リットル×2本 (400THBくらい?/瓶)
すみません、これローカル物じゃなかったです
密閉できれば何でも良かったのだけど、奥さんの要望もありBallsというメーカーのものをチョイス。バンコクのデパートにて - 青梅 1kg (130THB)
駐妻なら誰でも知っているSustainaというスーパーマーケットにて購入。値段が書いてなかったのでビビっていたが130THB/kgという破格だった - スピリット 700ml×2本 (180THB/本)
腐食を防ぐため、アルコール度数40以上が推奨とのこと。
本当は70度位のホワイトリカーが欲しかったのだが、日本製しかなかったのでタイの怪しい40度のスピリット(ウォッカ表記)にて準備。こちらはフジスーパーにて購入。下記に記載するが、ちょっと足りなかったのでもう1本あると良いかも - 氷砂糖 1kg (ン10THB/350g袋)
なかなか探すのに手こずったが、Linというタイの有名な砂糖ブランドの氷砂糖をBig-Cにて発見。値段は覚えてないけど、ローカルブランドなのでメチャ安だったかと。日本の氷砂糖と違って小粒。(後日談ですがFOOD LANDに立ち寄った際他の種類の氷砂糖も見かけました)
材料を瓶に詰める
では、早速材料を瓶に詰め込んでみよう。
まずは瓶を熱湯消毒

梅を流水で洗い

2時間ほど水につけてアクを抜く
我が家は浄水器を付けているので、特に水道水とかそういうのは気にしていない

梅の尻のヘタ?を一つずつ丁寧に取り

梅を敷き、氷砂糖を敷き、梅を敷き、氷砂糖を敷く
氷砂糖は2リットルの瓶に約500g程度の割合で入れる

そして、スピリット注入
右はスピリットオンリー、左は足りなくなってしまいアルコール度数40%以上の麦焼酎を足したので色が黄色っぽい。
奥さんは甘いのが好きではないので右側は氷砂糖少なめ(左500g、右200gくらい)

あとは、温度が上下しない場所で保管。
タイにそんな快適な環境のところはないので、一応家の中でも温度が1番安定していそうなシンクの下で保管することにした。
さーどうなるのか。せめて腐らずに飲めるまで育って欲しい。
出来上がる前に、梅酒をすくうアレを探さないと。
これじゃなきゃ雰囲気出ないよねやっぱり
肝心の味については、数カ月後に記事にしようと思います。
タイで2回立て続けに事故った
そのまんまなのだが、タイで事故にあった。
しかも、1ヶ月の間に2回も。
2回目は本当に死ぬかと思った。
1回目:バイクがぶつかってきた
チェンマイを歩いていたら、左側からバイクが追い越していって、グリップエンドに手が激突。
今思うと、何かひったくろうとしていたのだろうか。
最初は少し痛い程度だったのだが、一応チェンマイの医者に行って診断。
レントゲンの結果、骨には異常なし。
塗り薬とサポーターを貰ってその場は事なきを得たのだが、
翌日以降、手首を軸方向に回すと激痛が走る。
なんか痛みがおかしいな…と思いネットで調べると、
どうやらTFCCという症状に近いことがわかった。
なんか色々怖いことが書いてあったので、
バンコクに戻ってきて、セカンドオピニオン的な形で再度受診。
医者に診てもらうと「コリャ靭帯だな」ということで、
肘から手にかけて固定するギプスを付けられた。
かれこれもう1ヶ月装着しているが、まだ完治に至らない。靭帯って怖い。
2回目:車が吹っ飛んだ
2回めの事故は半端なかった。
ある郊外の工業団地まで営業の際の出来事。車には運転手と自分の2人。
工業団地内の交差点をノロノロと出発したら、右側から
「キキーーーー!」
という急ブレーキ音が。
パッと右を向いた瞬間、猛スピードで突っ込んでくる物体が目に入った。
TOYOTAのハイラックス ピックアップトラックだった。
その瞬間大きな衝撃が走り、重力に引っ張られる感覚の後、停止。
気づいたら車の中はメチャクチャ。荷物が散乱している。
後部座席の右のドアが内側に出っ張っている(自分は後部座席左側に座っていた)。
よくわからないところからエアバッグが出ている。
全身、特に脇腹が痛くてうまく息ができない。
窓の外を見たら、車ごと小さな池の中にいた。
交差点の脇にあった池まで車ごと吹っ飛んだのだ、とわかった。
運転手は「大丈夫ですか」と自分に聞いてくる。
「全身が痛い。そっちこそ大丈夫か」と返す。
彼は怪我はしていない模様。ハイラックスは後部座席側にぶつかったのだろう。
加害者が池に入ってきて救助に向かってくる。
自分が座っている側のドアを開けた瞬間、「うわーーー!」と叫んでしまった。
大量の池の水が車内に侵入してきてきたのだ。
とっさに「閉めろーーーー!」と指示。
さてどうやって脱出するか…
どんなバクテリアがいるかわからない水には入りたくない。
(タイは破傷風でも有名です)
乗っていた車はSUVタイプで、ハッチバックから出れば浸水は逃れられそうだとわかり、なんとかハッチバック部から脱出。
外に出て自分の車を見ると、見事に池に突っ込んでいて、右のドアが陥没していた。
下記が実際の写真。

すでに猛烈な野次馬が集まっていた。結構時間経っていたのか?
冷静に保とうとするものの、いかんせんパニックになっている。
まずは保険会社を呼び、レッカーをしてもらう手配。
運転手は本当に怪我がなかったらしく病院には行かず、警察に事情聴取へ。
バンコクの大きい病院で診てもらいたいものの、かなり郊外の工業団地だったため、バンコクまで痛みに耐えられる自信がなく、まずは近場の病院を探すことに。
お客さんに電話して事情を説明し、日本語通訳が常駐している病院を紹介してもらった。
ただ、移動手段がたった今大破してしまった。足がない。
上司に電話してどうするか相談した所、ちょうど同工業団地に配達に向かっているピックアップトラックがあるのでそれに乗って良いとのこと。
配達屋を待ち、痛みに耐えながら配達に付き合い、その後病院へ。
ベッドに横になり、診断。
この瞬間以降、身動きが取れなくなってしまった。
緊張の糸が切れたのか、全身に更なる痛みが行き渡ってしまい起き上がれない。
スタッフに助けられながら起き上がって、レントゲン数枚を撮影。
座ったり立ったりしているだけで視界がブラックアウトする。
貧血だろうか。やはり何かしら体はおかしくなっている。
休み休み撮影を行い、再度横になる。
「体の状態を確認します」と言われ服を脱ぐ。
そういえばまだ自分の体を見ていなかった。
全身にアザと内出血。特にシートベルトが食い込んだと思われる部位は内出血が激しい。
「ああ、事故ったんだな」と改めて実感。
一応骨には異常がないことを確認。
頭にコブも出来ていることから、CTスキャンもしてほしい旨を伝えた。
当院には設備がなく、バンコクの病院に紹介状を書いてもらう。
移動手段は、痛くて座ってられないから救急車を使ってくれ!と交渉。
点滴と救急車、人生初の体験をした。
移動すること2時間半ほど。バンコクの病院に搬送される。
ドラマで見るような緊急搬送場所でしばし待たされ、その間に横になったまま保険会社の手続きを済ます。
痛みに耐えながら、CT・レントゲン再撮影・エコーと行ったが、不幸中の幸いで骨や脳に異常は無かった。全身が猛烈に痛いものの、打撲と打ち身であることがわかってホッと一息。
そして、人生初の入院まで体験。
今入院3日目。まだ起き上がるのは困難だが、打撲も打ち身もだいぶ良くなった。
得た教訓
今だからこそネタにできるものの、
車が飛んで池に入った時ひっくり返っていたら…
後部座席の右側に誰かが座っていたら…
など、ゾッとすることを考えてしまう。
そう考えると、まさに九死に一生を得たような感覚だ。
事故にあってしまったのはアンラッキーだが、この程度で済んだのはラッキーだと思えるくらい大きな事故だった。
一つ得た教訓は「病院では何でも不安なことはガンガン言ってゴネろ」ということ。
病院で言われたとおりにしていたら、まだ工業団地の病院にいたかもしれないし、バンコクに搬送されたとしてもCTも撮ってもらえなかったかもしれない。
自分のカラダに不安があれば、何でも言って交渉するべき。まずは不明な不安を取り除いてから、治療に専念。
医者だって人間、人の痛みをわかろうとはするものの、全てはわからない。
自分から発信することはとても大事であることを学んだ。
あと、中途半端に日常会話程度にタイ語が話せると、逆に損であることもわかった。
というのは、「この人タイ語わかるな」と思われると、日本語通訳がなかなかつかない。
いきなり医療用語言われてもわからないから、
「タイ語わかりますか」と言われた時は
「少しわかるけど詳しくはわかりません!通訳付けてください!」
と最初にきっぱり言ったほうがいい。
会話の途中から「ごめん、その単語わからないです」と言うと
「なんなのよ」みたいな顔をされてお互い嫌な気分になるし、とても時間のムダ。
そうこうしている間に何か脳に異常があったら悪化してしまう。
・・・
何はともあれ、痛いけど無事であることに感謝して、生かされてると思って生きようと思います。
タイ人のスタッフや友達には「寺に行ってタンブン(托鉢)しなきゃだめですよ。徳が足りないんですよ」と言われたので、素直に従おうと思う。
はーーーーーー、メッチャ怖かった。。。
みなさん、海外旅行保険は必ず入って旅行先に向かってください。
海外では何が起こるかわかりません。
私は会社で加入していた保険で全額キャッシュレスとなりましたが、自費負担が必要だったらと思うと、金銭的な意味でもゾッとします。
DJヘッドホンが壊れた話

長年愛用していたDJ用ヘッドホンが壊れた。
当方が使用していたのは、SONY MDR-700DJという一昔前に一世を風靡していたもの。
15〜20年くらい前はヘッドホンがの選択肢が少なく、片耳からのカールコードでケーブリングされているもので探すとほぼ2機種に絞られていた。
しかも
ヒップホップ系=テクニクス RP-DJ1200
クラブミュージック系=SONY MDR-700DJ
のように暗黙の住み分けがされていたように思う。
当時師匠と崇拝していたYOJI BIOMEHANIKA氏も御多分に洩れずMDR-700DJを使用しており、カタチから入る性分の自分は迷うことなくこのヘッドホンを購入した。
当機種は非常にタフだった。イヤーパッドこそ交換はしたが、だいたい10年くらいは使った。ヒンジに使われているプラスチックが経年劣化により割れ、物理的に耳の固定ができなくなって使えなくなったが、それでも断線はしなかった。
そのタフさが気に入って、2台目も同じものを買った。2台目はいま7年目だと思う。
1台目の実績からすれば、まだ「半ば」といった使用状況だが、ある日突然断線してしまった。
まるで、今までの相棒のターンテーブルがいなくなって元気が無くなったかのように生き絶えた。
きんさんが亡くなって急に元気が無くなったぎんさんのような心境だったのだろうか、機材にも何か感じることがあったのだろうか、と、こぎつけてしまうような体験であった。
壊れてなきゃいつまでも使っていたいヘッドホンだったなぁ。
特に話のオチはありませんが、なんとなく申し訳ないことをした気分になった日でございました。かしこ
ターンテーブルを手放した話

悩みに悩んだ結果、17年間愛用してきたTechnicsのターンテーブルを手放した。
自分の中ではかなりのビッグイベントだったため、手放すに至るまでの理由や思い出、ターンテーブルへの感謝をこめて記事にさせていただきます。
購入〜手放すまでの概要
タンテの思い出とタンテへの感謝
友人の友人が作ったというパンクのミックステープを聞いて衝撃を受け、DJ機材一式を購入。購入当時〜25歳の頃まではジャンルを変えつつ毎日いじってたし、それが楽しくてしょうがなかった。毎日壁(という名の妄想オーディエンス)に向かってガッツポーズしてた。
「毎日毎日、努力家だね」なんて言われて「へ?」みたいなことがよくあった。努力を努力と感じない感覚は、DJの練習で経験した。
DJとしての所作やつなぎ方、音ネタを勉強するために、今は無き新宿リキッドルームのVIVAとLOOPAに足繁く通った。リキッドルームのオープンの時間になると近くのコンビニでユンケルを一気飲み。ポケットにはチュッパチャップス。
入場後はクローズまでエビアン1本で粘り、安物のマイクとMDLP録再ウォークマンを使って現場の音を収録。埼玉県の奥地まで電車で帰る帰路でその音源を再生。翌日からその耳を頼りにレコード屋で音源を漁る。目当ての音源を見つけては心の中で歓喜して、家に帰って繋ぎの練習をする日々。クラブは遊び場ではなく勉強の場だった。
行動自体はオタクそのものだったが、徐々にクラブ好きの社交的な友達もでき、なんとか人間としての存在を保っていたように思う。そんな自分に声をかけてくれたヌルマユのメンバーは一生の宝物である。
タイに転勤が決まった時も、タンテだけは日本に置いていけなくて持ってきた。タイでDJをやりたいという願いも込めて持ってきたのだが、その願いは意外と早く叶って移住後1ヵ月くらいでDJをやらせてもらえて、そこから友達も爆発的に増えた。
オタク気質な自分に、タンテが「音楽」という社交的な話題を提供してくれたおかげで生活はとても充実した。
しかし生活環境が変わったことによって心境も変わってきて、タンテに触る機会もめっきり減ってしまい、ついに手放す事を決めた。
手放すという決断
手放すかどうかは本当に迷った。
タンテはいじっていればやっぱり楽しいし、タイにまで持ってきた愛着もある。なにせ17年付き添ってくれた相棒なのだ。
タンテのおかげでいろいろな人に出会えたし、日本最大級のクラブ、Studio CoastでDJする(Waterだけど)機会がもらえたのなんて、パンピーの私としては一生の思い出である。
それでも手放した理由は何だったのか。
話が逸れるが、つい1〜2年くらい前、収納のスキルを上げたくてこんまり氏の本を買った。この本は収納や片付けにとどまらず、生活スタイルの変化を見据えた内容になっている。
この本をきっかけに物の持ち方について色々考え直すようにり、コレクター気質 a.k.a. 物が捨てられない自分を変えてくれた。以降、いろいろなものを捨てたし、それによって生活は向上した気がする。こんまりさんはちょっとした自分の師匠となっている。
当書籍に書いてあるこんまり流の片付け方法「ときめくものだけを残す」方法で仕分けした場合、ターンテーブルは間違いなく「ときめく」側にカテゴライズされ、残しておくべき物ということになる。
その師匠の教えからズレてまで手放した決定打。
それは、変に思われるかもしれないが、トイストーリー3のアンディが背中を押してくれた、というのが1番しっくりくる。
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トイ・ストーリー3の内容(ネタバレ)
アンディは大人になり、おもちゃには触れることがなくなった。おもちゃ達はダンボール箱に入れられ屋根裏に。
おもちゃたちはいつか処分されてしまうのではないかという恐怖の中、箱の中で埃をかぶっても尚、屋根裏からアンディを影で支えようと心に決める。
最後は、アンディが大事にしてきたおもちゃに対する寂しさと感謝を送りながら、大事に「遊んでくれる」子供に託すという感動的なエンディングで終わる。
その姿が、自分と機材の関係に重なった(大げさ)。
要は、今、大事にしっかり遊んでくれる人に託すことにした。
タンテはとても良い状態で保管している。でも、遊んでいるかというと、頻度は激減している。今の状況で、機材たちが喜んでるかといえば、そうではないはずだ。もっと使われる機会を待っているに違いない。
機材だって生き物で、使い続けたほうが調子が良い状態が続く。使わなければ油が固着したりゴムが硬化したりで劣化が激しくなる。「もっと使ってくれればいい仕事するよ!」と、機材たちも今の状況をもどかしく思っているのではないか。
もちろん、譲るにあたって間違いない友人と出会えたからこその決断だった。
彼は今一緒にイベントをやっている仲間であり、バンコクの中では愛されている存在。今もタイや近隣国でレコードを買っているし、タンテの出番も多いはず。
そんな人に託して使われ続けた方が、機材としては幸せなんじゃないか。
アンディがおもちゃを譲ったのも、きっとそう考えての判断だ。
日本に帰ってからタンテが欲しくなれば、その時にまた考えればいい話。
タイに住んでいる間は、あまり出番を増やすことができなさそうだし、タイではタンテは貴重な機材の1つ。使わないで劣化していくよりは、使われて本来あるべき磨耗をしていった方がいいに決まっている。
だからこそ、寂しくもあるが、今までの感謝の気持ちを込めて、次のユーザーに存分に使ってもらうことで彼らの機材人生を全うして欲しいと思った。
自分が後世に託すことを考えるようになるとは思ってもみなかったが、歳をとるとそういうことも考え始めるんだろう。経たなぁ。
タンテ離れ→悩み始めたキッカケ
こんな感情論まで達したのには、手放すかどうか悩み始めるまでのプロセスがあるのだが、そこも正直に残しておく。
自分がタンテから離れていった大きな原因の1つは、バイナル直掛けのスタイルからインターフェースを使ったPCDJに移行したことにあると分析。理由は下記。
1. 現場でのトラブルが多い
タイでタンテを使ってPCDJを操作するには、環境が良くない。
というのは、なぜかわからないがタイのクラブではSL1200 MK2というかなり古い機種が未だにメインマシンとして使われている。古いだけあって、ケーブルが破損していたりカートリッジの接触部が錆びていたりしていることが普通。
そのため、バイナル直掛けであればなんとかなっても、PCDJのコントロールバイナルの信号は上手く送れないケースが多々ある。
まぁ、なんとかなる事もあるのだが、トラブルの原因特定→改善→セットアップと時間がかかってしまったり、交代の時にトラブルが再発したり、プレイ中に音が変になってしまったりで周りに迷惑がかかり、とても申し訳ない気分になる。
レコードの文化自体は独自の雰囲気で盛り上がっていて、ターンテーブル自体も重宝されているのだが、PCDJを使う目的とは少しずれている。
2. 配線が手間
当方RANE SL4使いだが、家でインターフェースを外す→現場に持っていく→自宅に戻ってまたセットアップする、という配線作業のたびにゲンナリしてしまう。しかもインターフェースを挟んだことによって必要なケーブルが倍増し、ケーブルだらけの景観はインテリアとしても良くない。
そんなことを思っている自分が許せないのだが、萎えているということは、機材に注いでいた熱もそれだけ下がっていることは否めないのだと思う。
3. タンテをいじる楽しさが減った
約10年前ほどだろうか。まだRANEのインターフェースが1種類しかない早い段階にPCDJに移行したのだが、今となってはそれが良かったのか悪かったのかは自分でもわからない。
なぜかというと、まず、PCDJに変えて音がボヤけた気がする。
なんというか、頭出しスクラッチの際にキックの音の輪郭がダイレクトで「ドン!」とくる感覚がなくなった。PCDJは、それが物足りなく思う。選曲のレパートリーは無限に増えた代償として、機材を操作する快感というか楽しさは明らかに落ちた。
それでもPCDJのメリットである選曲の自由さが勝ってレコードから離れていったわけだが、タンテを触る頻度が低くなったきっかけの1つであることは間違いない。
あとは、2でも述べたようにインターフェースを繋げないとDJができないというのは、レコードに針を落とせば聞けた時と比べて圧倒的に手間が増えてしまい、面倒な作業を増やしてしまった。
そういった小さな手間の積み重ねから、PCDJにタンテを使う目的や楽しさがわからなくなってきて、徐々に離れていった気がする。
4. 機材への優先順位が下がった
これは単純に、結婚して機材に触る時間が減った、という意味。
ネガティヴな意味ではなく、独りで暇だからなんとなく機材をいじってた(しとても楽しかった)時間が、パートナーと話したりテレビを一緒に見たりして過ごす時間に変わったというだけであるが、その変化にストレスは一切感じていない。
むしろ生活はとても良い方向に向かっており、心はより豊かになったと思う。
今後のDJ機材との付き合い
ターンテーブルは手放すけど、DJの趣味は続けたい。今は、機材へのこだわりよりも気軽にDJができる環境に重点を置きたい。
そのため、家庭DJ環境は、DJコントローラーに変更することにした。
新しく家に来ることになったDDJ-SX2は、配線もシンプルだしセットアップも簡単。BGMをかけるような感覚でカジュアルに機材を触る機会が増えればいいな、と思う。
エントリー機種よりもある程度良い物を買った理由は、現場でCDJをいじることになっても操作の応用で使えそうなレベルの物であるため。バンコクのPioneerショップで店員に顔を覚えられて世間話をするくらいの仲になるまで機材を試して、このコントローラーの購入を決めた。
これからもDJという趣味は続けて行くが、家にタンテが無い環境というのは実に17年ぶりで、少し変な気分だ。寂しくないと言ったら嘘になるが、自分が持っていても宝の持ち腐れになってしまう。道具は使われてこそ道具の意味がある。新天地でもいろんな曲をかけられることを願っている。
今まで壊れること無く、自分の趣味を支え続けてくれたSL1200 MK3Dには感謝しかない。
機材を譲った後もやっぱりターンテーブルっていうのは特別な楽器だし、現場で使うことになったら感謝しながら触りたい。
今までありがとう、Technics SL1200 MK3D!
あなたは今もこれからも、素晴らしい楽器であり続けて下さい。
皆様、何の得もない駄文に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。




