ペルー・ボリビア旅行記 -ホテル茶番→クスコ潜入-
1. ホテル茶番@リマ
パラカスから戻った我々を
「Hi guys!!」とファンキーに迎えてくれたホテルマンのニーちゃん。
1日目と同じホテルだったので、覚えてくれていたようだ。
そんなファンキーニーチャンが、とっても心意気な対応 をしてくれた。
俺「やるじゃん!ありがとなニーチャン」
そう。今日の朝は特別なブレックファストが用意されている。
5:30起床。支度をしてフロントへ
俺「ブレックファスト予約してた◯◯です」
スタッフ「は?」
何も用意されてない。
その朝フロントにいた女の子に
「あの、昨日ボックスランチ作ってくれるって言ってたんすけど」
と問いただしてみると、
「なんだー!なら昨日言ってくれればよかったのに~!」
うん、昨日、君のホテルのスタッフが自ら言ってたよ。
こういうところの消化スキルは、タイで培っているのでマイペンライ。
旅には不要。それも南米の味。
日本にいた時より、だいぶおおらかになったと思います。
2. 飛行機移動 リマ→クスコ
そんな教訓を受けつつ、空港へ。
食べられなかった朝ごはんの念を、空港のマクドナルドにぶつける。
食後の高山病予防薬を忘れずに。
高山病の薬を飲むと、副作用なのか手がビリビリする。
最初は怖気づいていたが、途中からデフォルトな症状なんだとわかり、
この旅行中は仕方ないね、という結論になった。
飛行機はStar Peruという航空会社の国内線で移動。
リマとクスコの標高差は約3,000m。
こんな感じで飛ぶので、 クスコ到着までずっと地上近くを飛んでる |
飛行機の時間は約1時間。
上図の通り、ずっと地上を低空飛行している感じなので、
外を見ていても飽きない。是非窓側をおすすめする。
ペルーのマーク、かわいい。 |
機内食のパッケージもかわいい |
パカっと開けると…まぁこんなもんよね |
飛行中は、終始地上を低空飛行している感じ |
絶景かな 写真の下がビヨ~ンってなってるのは 飛行機の窓の湾曲によるもの |
ワクワクしているうちにすぐに到着。
飛行機から出た瞬間、気分もあるんだろうけど、
やっぱり息が苦しい。さすが標高3,000m越えの酸素濃度。
スーツケースを持って歩くとすぐに息が切れる。
出口近辺には「高山病怖いから気をつけろよ」的な看板がいっぱい。
ウス、気をつけます。
富士山頂みたいなとこだもんなぁ。
マチュピチュに行くための中継点だと思っていたクスコ。
すごく素敵な街だった。
別記事にて記録しようと思う。
3. まとめ・気付き
- 南米のホテルマンは忘れやすい
どうしてもやってほしいことは一筆書いてもらおう - ペルーのマクドナルドも安定の味
- リマ→クスコ移動の飛行機の座席は窓側がベター
- クスコ(高所)に入る1日前から、高山病の薬を飲むべし
- 高山病の薬を飲んで手足がビリビリしてもビビらなくて良い
ペルー・ボリビア旅行記 -バジェスタス島・パラカス-
その周辺のパラカス沿岸を観光した。
パジェスタス島とパラカス沿岸の観光で、大体半日。
リマまで戻る事を考えると、1日消費する。
1. スケジュール
- 07:00 イカのホテル出発
- 08:00 バジェスタス島観光
- 10:00 帰港。パラカスの海辺をドライブ
- 12:00 海の家で食事
- 18:00 リマ着、買い物・夕食
2. バジェスタス島
目的地に到着する前に、間近で地上絵が見られるポイントへ。
足を滑らせて岩場から焦りながら落ちるなどの珍プレーも見れて大満足。
ひと通り海のネイチャーを楽しんだところで、観光終了。
3.パラカス観光、昼食
リマまで戻る際の長時間ドライブを懸念して、
ビールを封印していたが我慢できず。
最高のロケーション |
かわいい柄 |
ペルーのビール、クスケーニャ。 これ本当においしい。また飲みたい バーコードが12角の石がある壁になっている。 |
空が別物。青くて最高 |
セビーチェ 生魚のマリネ的な。うまい |
ちなみに、1つ1つがかなりでかくて2人では食いきれず。
4. まとめ・気付き点
- パジェスタス島に酔い止めは必要なし
- せっかくならパラカス沿岸も見たほうが良い
- 海辺で食べるセビーチェとビールは絶品
- Cusqueña(クスケーニャ)という銘柄のビールはうまい
- ペルー料理はコリアンダーがよく入っている
=パクチーを思い出しタイから抜けられない
ペルー・ボリビア旅行記 -ナスカ地上絵・ワカチナ-
スケジュール
- 06:00 ホテル出発。リマ→イカへ移動
- 11:00 ナスカの地上絵観光
- 13:00 ホテル着。休憩
- 16:00 ワカチナ観光
- 19:00 ホテル着
この旅のビッグイベントの一つ、ナスカの地上絵がいきなり登場。
ドキドキが止まらない!
リマ→イカへ移動
朝5時に起床。
ホテルの朝食は6時半からのため食べられず。ロビーに置いてあった、コーヒーとクッキーだけ食べて出発。
ナスカ・ワカチナの旅はガイドなし。運転手のみ。
迎えに来た運転手は「いかにも」な南米風貌。車のラジオからはサルサ。一気にテンサョンがぶちアガる。
リマからイカまでの移動、約5時間。
5時間という時間を閉塞空間でガイドと過ごすよりは、運転手のみのほうが気軽で良かった。
こんなにかかるとは思っていなかったが、今までに見たことのない広告、壁に直接書かれた看板の数々、延々と続く山、不法滞在の集落などを見つつ、途中でインカコーラ買って飲んだり、ビデオのテストしてみたり。
退屈はしない。
不法集落。カベに直接書かれた名前がいちいちカラフルでかわいい。 |
ダイナミックな看板 |
ペルーといえばインカコーラ |
運転手がとても気が利く人で、朝早すぎてまともに朝ごはんを食べられなかった自分たちに、ウマそうな店を紹介してくれた。
もちろん完全カタコト英語。
狙われたかのように、テーブルにはナスカの地上絵が。
もちろんハチドリのテーブルをチョイス |
そこでクラブサンドイッチを食らう。
オレンジジュースがすんげー酸っぱい。うまい。
クラブサンドイッチと酸っぱいオレンジジュース100%!!という主張の酸っぱいオレンジジュース最高 |
ナスカの地上絵
そんなこんなで、イカの飛行場に到着。
ナスカの地上絵は、セスナに乗って上空から見るのがメジャーだそう。
こんな飛行機で飛びます。アミーゴ! |
ネットの前情報で「相当酔う」とのレビューが多かったため、セスナ搭乗1時間くらい前に予め用意しておいた酔い止めを服用。
クラビの島に行った時の荒波にも耐えることのできた、信用ある薬。
これ。タイで用意した酔い止め。「Dimenhydrinate」と書いてある |
「吐く可能性があるから朝食は食べない」
というblogも読んだが、それは逆効果であると思っている。
体の機能を正常に保つためには栄養が必要だ、という持論のもと、クラブサンドイッチをガッツリ摂取した。
さて、いざ搭乗!
15分位飛び続けると、それらしき黒土の大地が見えてくる。
コクピット。シミュレーターのようなモニターが、 SFC「パイロットウィングス」のステージ3を彷彿とさせる |
フライト直後はこんな景色 |
地上絵近くになると黒土の大地になる |
ナスカの地上絵とは、本当は全部で300以上あるらしい。
だが、線や記号も含めての数らしく、イラストになっているメジャーなものは数十個に絞られる。そのなかの13個を見るというツアー。
最初に見える地上絵は、クジラだった。
「クジラの線は細くて見えづらいから、クジラの体に横切っているL字をまずは探すといいよ」と、ガイドさんに言われていたとおりに、L字を追っていったら発見!
クジラ。線が細い |
ナスカの地上絵は大きいのだが、セスナといえど飛行機の速度は速い。
加えて、飛行機で45度の旋回を繰り返しながら探すので結構忙しい。
シャッター3回切ったくらいで通り過ぎるイメージ。
写真も取りたいし肉眼でも見たい。なるほど、配分が難しい。
なんて思いながら次の絵に挑む。
その後は、パイロットの英語とカタコト日本語の解説で探す。
「ミギ、ホエール、ハネノシタネ」みたいな感じ。
乗車客は8人くらいで、日本人は僕ら2人だけだったが日本語サービスしてくれた。
黒土に目が慣れてくると、見つけやすくなってくる。
(写真だと本当に映らないので、コントラスト調整してます)
宇宙飛行士。カワイイ! |
猿。見えますか? |
念願のハチドリ。まさにロトの紋章!! 頭のなかではドラクエOPが流れ、DQⅢの箱が浮かぶ |
コンドル。コンドルのほうがドラクエなのかな。ハチドリより大きい。神秘的。 |
手。道路のすぐ脇に地上絵がある。こんな状況下でも消えないのだから不思議だ |
地上絵の線自体は土を木の板で掘ったようなものらしい。
風の強い地域であるが、その溝は消えないというのだから本当に不思議である。
近くに地上絵以外の文字を彫っても、それだけ消えてしまうらしい。
地上絵だけ残る…ほんとかよ?
先述したように、セスナは45度近い左右の旋回を続けて地上絵を見せてくれる。
見よ!この角度。これが右に左にギュインギュインと |
右側に乗った人にも、左側に乗った人にも、地上絵を平等に見せるためである。
それ故に、旋回を何度も繰り返すため、酔う人は酔うと思う。
僕らの乗客は8人中1人だけグロッキーに。
地上絵が自分のサイドで見れる時だけ頑張って体を起こして見ていた。
僕らも、酔い止め飲んでなかったら危なかった。
休憩
地上絵観光後、そのままワカチナへ行こうと思っていたが、運転手の提案で、一度ホテルで休憩。
この旅の素晴らしいところは、休憩がふんだんに盛り込まれていること。
折角の南米、時間が無駄のように思われるが、休憩こそ、しっかり楽しむために必要な要素だと教えられた。
いざ休憩してみると、どっと疲れが押し寄せてくる。
慣れない土地、強い日差しによる疲労だろう。
こういう休憩なく遊び倒していたら、旅の最後まで持たなかったと思う。
運転手曰く、
「ワカチナは砂漠だから昼は暑すぎる。夕方まで休憩した方がいいよ。ピスコサワーでも飲んでゆっくりしなよ。フフフ」と。
ホテルのウェルカムドリンククーポンでピスコサワーが飲めたので、もちろん試飲。
これがピスコサワー。
ピスコ=ペルーのブドウのお酒らしい。
そのピスコに、卵白と柑橘系のシロップなどを混ぜたもの。
|
甘くて強い。そして疲れもあってか、一杯でベロベロ。
14時にチェックインを果たして、そそくさと昼寝。
5. ワカチナ観光
昼寝を経ると、完全にだるさ満載。
運転手との待ち合わせ時間にがんばって集合場所へ。
ワカチナとは「女性の涙」という意味の砂漠のオアシス。
イカから車で15分くらい走ると到着。見渡すかぎりの砂漠!
ワカチナ。まさに砂漠の中のオアシス |
そこからサンドバギーに乗って、砂漠を走りまくる。
料金は25ドル/人だった。
マッドマックスのザコが乗っているようなこの乗り物は、8人位を乗せて砂漠を走りまくる。 |
ランクルのサファリ的なものを想像していたが、もっと全然アグレッシブ。
いい意味で裏切ってくれた。
しかも多分60~80キロくらい出てた。めっちゃ速い!楽しい!
急勾配のアップダウンをブレーキなしに突っ込む。レールのない、安全の保証のないジェットコースター。
眠気もだるさも一気に吹き飛んだ。
眠気が吹き飛んだ夫婦 |
バギーの上によじ登って記念撮影お調子者の西洋人が走り寄ってきたw |
砂漠の真ん中にで、
砂丘からボードで滑ったり、
サンセットを見たり。
タイ語が聞こえてきたり。
…タイ語?
砂漠の中から、タイ語が聞こえる。やけに安心してしまうこの声調。
声の方に目を凝らすと、タイ国旗カラーで「THAILAND」って書いてあるメッシュキャップ被ってるタイ人発見。思わず話しかけてしまった。
心から旅行を楽しんでいるいいヤツだった。
ペルーで自分のタイ語学力を試すという貴重な体験をした。
「おー、タイ住んで1年?その割にタイ語うまいね」
みたいな事を言われ、変なところにも満足。
帰り道に、TEJASというペルー産のチョコ屋に寄って買い物をして、ホテルに戻って飯を食い、ガッツリ睡眠。
まとめ -気付き点-
ナスカ地上絵
- セスナに乗るなら酔い止めを飲む
- 万全な健康体を保つ
- 身軽装備(カメラだけで十分)
ワカチナ
- ストラップのついたサンダルが良い(砂漠歩き用。水で洗い流せる物)
- カメラを使いたければ砂塵対策を(砂の噛み込みが怖くてあまりカメラ出せなかった)
- 日焼け止めは必須
ホテル・食事
- イカに宿泊するのであれば、夜の出歩きは難しい。
- 夕食はホテルで取る可能性が高いので、ある程度良いホテルに泊まったほうが良い。
*宿泊ホテル
砂漠の中にあるリゾートホテル。
広大な土地に2階建ての建屋で構成されていて、すごく素敵だった。
ちょっと新婚旅行を感じたのはこの時。
きれいなプール、リャマ、牛がいる牧場、広い中庭などなど、ホテル内で楽しめる要素満載。
時間さえあれば、朝や昼間に中庭の散歩もしたかった。
ペルー・ボリビア旅行記 -30時間移動-
1, スケジュール
- 5/Apr - NH806 06:50バンコク→15:00成田
- 5/Apr - UA006 15:45成田→13:40ヒューストン
- 5/Apr - UA854 15:45ヒューストン→22:20リマ
4月5日 15:45 成田発
4月5日 15:45 ヒューストン発。
地球の自転、ワンダフル。
旅行初日で曜日感覚も時間の感覚も崩壊。
2. 長時間フライト対策
- バンコク-成田間
ANAだから映画を見てビールを飲みまくる
- 成田-ヒューストン-リマ
United Airは日本語映画ないだろうし、とにかく寝る。iPadに入れたマンガや3DS(ゼルダ買った)をやる。
移動時間=約30時間。
これをいかに不満なく過ごすかがポイントだった。到着直後から夫婦間の雰囲気最悪では幸先悪い。
・・・が、大きな誤算だった。
しかも、うれしい方の。
3. 実際移動してみて
以外にも、かなり充実した1日となった。
移動も旅行の一部として捉えられた。
NH806 バンコク→成田
ANAは皆様も御存知の通り、よくも悪くも普通。
従業員誰もが自分のミッションをそつなくこなす、日本の会社にリスペクト。
日本のビール、美味しい。タダだし。
キリン一番搾り、サッポロ黒ラベル、最高。
トランジット at 成田
成田着~フライトまでの時間は、わずか45分。
それでも、雑誌を買う時間まで確保できた。さすが日本の迅速対応である。
奥さんに限っては、アメリカに留学する知人を発見して、写真撮影をするという奇跡が起こっていた。
UA006 成田 → ヒューストン
さて、UAの長時間フライト開始。寝るか!
・・・と思って、一応フライトプログラムを確認。すると、United Airの方が、日本語吹替の映画がはるかに豊富だった。これはヒューストン-リマ間にも共通で、実に充実した映画消化時間となった。しかもアベンジャーズを最近見た私に嬉しいラインナップだった。
夫婦でむさぼるように見まくったプログラム一覧
- キャプテンアメリカ(初回作)
- マイティ・ソー(初回作)
- アイアンマン3
- パシフィック・リム(個人的に琴線に触れず途中で寝た)
- アメリカンハッスル
- ウルフオブウォールストリート
- 永遠の0
- 水曜どうでしょう ベトナム編前半
ただ、UAは酒類が有料なので1杯のみ(知らずにビール1杯頼んで$6.99取られた)。まぁこれもこれで、尿意との戦いと無縁になれたし良しとする。
個人的には、機内食も良かった。ANAのように凝っていないが需要に沿ったシンプルな食事。サンドイッチ的なものだったり、口さみしい時にアイス出てきたり。
サンドイッチ、シンプルでうれしい。日本のアイスはうまいなぁ…
トランジット at ヒューストン
ヒューストン着の直前に牛丼が出てきて、めっちゃうまくて感動した。
アメリカ大陸到着前に「日本忘れるなよ」と言われてる気がした。
初めて北米に降り立ったが、テロ以降なのか元からなのか、入国審査のセキュリティが厳しい。手をバンザイして透明の筒の中に入り、グルッと一周探知機が回る。そんなダイナミックさにも、アメリカを感じるUSA初心者。
厳しいと行っても、人によっては
「お前ハネムーンか?ヒューストンへようこそ!」
「ペルー行くのか?ピカチュウだろ?あ、マチュピチュか」
なんて話しかけてくる完全に陽気なイミグレ担当もいる。
申請内容に不備がないか何かとビビっていたESTAだが、本場アメリカでは全く証明を要求されることもなく通過。
*ESTA=アメリカ入国時に必要なVISAのようなもの。トランジットのみでも必要。上記リンクにて申請。
こういう同一企業内でも統一感の無いサービスの従業員を見ていると、いかに日本人の従業員文化が異文化であることを実感する。どちらが良い悪いではなく、こういう文化なのである。
トランジットだけの滞在ではあるものの、こういう体験ができるのも旅の醍醐味である。
待ち時間の間に、本場のスタバやウェンディーズをちょっと体感。
Wendy'sロゴかわいい。
トランジット間で適度にヒマな時間を持て余せる店があれば、
膝や体を伸ばし、心身ともにリフレッシュできるので嬉しい。
トランジットも悪くない。
UA854 ヒューストン → リマ
引き続きUAであり、次の到着地はペルーのため、ウキウキ。
しかも機体が新しかったのか、モニタのタッチパネルの感度がよく、ここで夫婦揃ってソリティアにハマった。
機内食で茹でただけのニンジンがでてきたんだけど、メッチャうまかった。さすがキリン面の私。
リマ到着最終的には水曜どうでしょうのベトナム旅行前半を見て、大笑いし、リマに到着。
そんな感じで30時間弱の空の旅が終了。
やたら機内やトランジットが充実していたので、長時間の移動もあまり疲れなかった。
空港に迎えに来てくれていた現地ガイドさんに迎え入れられ、車に乗る。
日系2世のいかにもなガイドさんに、乗った瞬間に、
「深夜だからね、一応窓から荷物見えないようにして」
とすこし脅されて、南米に着いたんだと実感しつつ、ホテルに向かう。
ホテルに付いた時には23時を回っていた。
ガイドさんとロビーで翌日の予定の打ち合わせをして、朝早いためすぐに就寝。
* 宿泊ホテル
マリエル
日本にあるビジネスホテルのような感じ。
寝るだけなら全く問題なし。シャワーの水圧・温度良好。
立地が良い。リマの中心街にある。
徒歩5分くらいでスーパーやレストランはたくさんある。
猫がたくさんいる公園もあって和む。
ペルー・ボリビア旅行記 -序章-
1. ペルーに行こうと思ったキッカケ
まず、ペルーに行こうと思ったキッカケ。
キッカケは栃木県の那須での出来事。
日本に住んでいた時の話。
友人の誕生日を祝うため那須のアルパカ牧場へ行った。
そこで人懐こく見つめながらゆっくり寄ってくる
本物のアルパカに完全にハートを掴まれた。
こんな感じに全員が人のほうを向いて、ゆっくり寄ってくる。かわいすぎる…
そして、そこで働いていたペルー人に出会う。名前はホルヘ。
上の写真の通り、アルパカ牧場訪問当日、那須には大雪が降っていた。そのため客も少なく、ホルヘも暇だったのか僕らを手厚く歓迎してくれ、アルパカやペルー、インカ文明についてすごく詳しく説明してくれた。
彼のインカ歴史・ペルーの名所の話が本当に面白くて、漠然としていた印象のペルーに具体的に興味を持ち始めた。
これがキッカケ。
あの時雪が降っていなかったら、ホルヘも忙しくて、ペルーに行こうとは思っていなかったかもしれない。
大げさだけど。
当時、今の奥さんとは結婚していなかったけど
「ペルーに行けるとしたら、新婚旅行名目で2週間くらい休めた時だね」
なんて話していた。
そして、タイへの転勤が決まり、結婚、引っ越し。それによってまた具体的に南米旅行の計画が進み始める。
2. 計画
新婚旅行をするにあたって、まずは長期休暇を取れるタイミングを調査。
ちょうど、タイは4月にソンクランというタイの旧正月があり、そこに加えて少しの休暇を取ればソンクランと合わせて2週間程度のまとまった休暇が取れる。
日本にもGWとお盆という長期休暇のチャンスがあるが、日本発の航空券やツアー料金が半端なく高くなるため、予算的にも厳しい。
2週間使えれば、ペルー周遊に加えてウユニ塩湖に行くことも可能だ。
4月はウユニの乾季に入っているが、まだギリギリ水が張っているポイントもあるとの情報もあった。
ということで、逆にタイに滞在していたおかげで、
- 予算的にも嬉しい
- ウユニの雨季
- 社会的にも比較的気兼ねのない12日間
という旅行計画を立てることができた。
元々奥さんが陽気なスペイン語圏を好んでいることも大きな後押しとなった。
3. 旅までの準備
移動手段・ホテル・観光の手配
まず、ペルーに行くにはどうするか?
それを探すことが始まりだった。
なにせ、タイとペルーは地球の反対側の関係にある。日本から行くよりも遠く、タイ法人のJTBやHISなどの旅行代理店ではツアーすら取り扱っていない。
そこで奥さんがネットから探し当てたのが、南米に拠点を持つ日本人の現地旅行代理店。
Only One Travel
※以下「OOT」と略
現地の旅行会社やフリーのガイドさんとのコネクションを多く持ち、それをアレンジしてプランを一貫提案してくれる、という会社。奥さん曰くネットで探しててビビッと来たらしい。
とりあえず問い合わせメールを送ったところ、早速返信が来た。リマ(ペルーの空港の場所)まで自力で来てくれれば、あとはフルアレンジするとのこと。
かなり親切丁寧な内容だった。ここで決めよう、ということに。
結果的にここがもう、大当たり。
OOTさんが手配してくれたほぼ全てに満点をつけさせていただきたい。
航空券の手配
リマに到着さえすれば、後はOOTさんがフルアレンジしてくれる。
新婚旅行ということで、プライベートツアーでアレンジするとのこと。お言葉に甘えて、現地の日程の骨組みはお任せすることに。
そうと決まれば、あとはどうやってバンコクからリマまで行くか?
最初はヨーロッパ経由でペルーに入り、あわよくば帰り道にイギリスとかアムステルダムでストップオーバー!…なんて考えていたが、予算優先で調査した結果、United Airでの一括手配が一番安かった。
UAはスターアライアンスグループ。僕らはANAマイレージ派なので、マイレージもガッポリ。
<決定経路>
バンコク→成田(ANAコードシェア)
成田→ヒューストン(United Air)
ヒューストン→リマ(United Air)
4. 要望
- 団体ツアーは避けたい
- 行きたいところはしっかりと。ガイドさんにケアしてもらいたい
- あまり詰め込まずにゆっくりする時間もほしい
- マチュピチュを観たい
- アルパカ/リャマに会いたい
- ウユニ塩湖で遊びたい
最初の問合せのタイミングではコレ以外何も決めておらず…
ほぼゼロの状態から2ヵ月以上かけて詳細を詰めて頂いた担当者様、本当に感謝。
旅行中に知ったことだが、1〜3月はウユニの雨季で、ハイシーズンらしい。
そんななかずっと相談に乗っていただき、本当にありがたかった。
最終的な日程は出発1週間前まで決まらなかった。(うちらがゴネてた)
僕らも「こんなギリギリで航空券とかホテルとか大丈夫なの?」と思っていたが、OOTさんも「ほんとにこの人達は行くんだろうか?」と心配していたであろう…
5. 予算の抑えどころ
- ホテルのランク
- ガイドさんの内容
- ディナーショーの有無
・ホテルのランク
最初にハネムーンであることを伝えてしまったため、初回提案時は4~5つ星を中心とした良いホテルをリストアップしていた。
だけど日程表をみたところ毎朝早いし、毎日観光でクタクタだろうし、ホテルでゆっくりする時間はない=風呂と寝るだけということで割り切り、ホテル代は削った。
「シャワーの水圧がよく、お湯が出るところであればOK」
という要望だけを伝え、後はOOTさんにお任せ。
「ここは5つ星のほうがいいです」というところ以外は3つ星をメインに取ってもらった。
結果、部屋は清潔で、風呂のお湯・水圧ともにほぼOK。立地的にも中心街にありながら静かで、便利なところをチョイスしてくれた。
団体ツアーの場合、大きいバスが入れるとか、大人数の予約が取れるとかの条件制限があり、ホテルを街外れに取られてしまうことが多いのだが、プライベートツアーだとコンパクトな立地の良いトコに泊まれるんだと思った。
・ガイドさんの内容
日本人ガイドを指定すると、料金が高くなる。
僕らは国際便飛行機には乗り慣れているため、チェックインや乗換えに付添いは心配ない。タイに住んで培った、ある程度のトラブルを想定内として消化できる精神的タフネスも身についている。
各地の歴史も詳細が知りたいわけではなく、全体の雰囲気が楽しみたいだけだったので、
「ここは付き添いいらない」
「ここはドライバーだけでOK」
「日本人じゃなくて良い」
とか、色々細かく要望を出した。
結果、9割方がドライバーのみ or 外国人ガイドさんの手配となった。
これがまた当たりで、各地のガイドさんのキャラクターが良い。全員に共通してノリが良く、かといって乗り出してくるタイプではなく距離感はもってくれる。ガイドのアドリブも効く。面倒見も良い。
お陰様で、素敵な旅になった。
旅行の良し悪しは、結局その地で出会う「人」が大きい割合を占めると思っている。
そこを押さえてくれている会社なんだろうなぁ、としみじみ。
・ディナーショーの有無
最初のスケジュールに組み込まれていたもの。
それが、アンデスの民族楽器コンサートと、地域料理のディナーショー。
値段の詳細は聞いてないけど、多分これがいい値段の気がする。
予算を削りたいのと、2人でゆっくりその土地土地の街のレストランにフラッと入って雰囲気を楽しみたかったのとで、ディナーショーは断った。
結果的に、毎晩早寝をしていたので、健康的にも助かった。21時〜22時には就寝するのが普通だった。恐らく不慣れな地域と酸素の薄さで、疲弊していたんだと思う。
フォルクローレや現地の料理を気軽に楽しむには、ディナーショーも一つの良い案とは思うが、結構そういうディナーショーで振る舞われる物って、味もムードも微妙なことが多い気がする。
6. 手配の流れ
人気のホテルやマチュピチュ関連のチケットなどは、ハイシーズンだと3ヶ月前くらいから押さえないといけないものもあるらしい。OOTさんが予め押さえていた枠を展開してくれたんだと思う。多謝。
自力で手配しようと思っている方は、気をつけたほうが良い。
さて、土台は揃った。あとは飛行機に乗るだけ!
Blog始めてみました
これをきっかけに、タイ生活の備忘録なども書き留められればなと。